「夫と折り合いが悪く、別居したいが踏ん切りがつかない。このような時、どうすればよいか教えてほしい。」という、（大変失礼ながら）漠然としたご相談でした。初めはご本人も、何が引っかかっているのか、どのような希望があるのか分からない、といったご様子でした。

お話を伺った結果、ご依頼者様が決断できなくなっていた最も大きな理由が経済面にあることが分かりました。そこで、婚姻費用分担請求権についてご説明し、別居直後から弁護士が婚姻費用に関する交渉に入ることで、ご依頼者様の精神的なご負担を軽減させていただくことができました。さらに、別居後の婚姻費用に関する交渉では、弁護士が法的に妥当な金額を提示し、その金額で合意に至ることができました。解決後、ご依頼者様からは「彼と物理的に離れることができて、とても気持ちが楽になりました。おかげ様で生活費もいただけているので、別居を続けながら離婚をするか、やり直すか、よく考えたいと思います。」とおっしゃっていただけました。