「妻が近頃怪しい行動をしている気がしたので思い切って探偵を雇ったところ、不貞相手がいることが分かった。妻と離婚するつもりはないけれども、不貞相手は許せないので、不貞相手だけに慰謝料請求をしたい。」とのご相談でした。

関係する資料をお預かりしたうえで、弁護士の方でも不貞相手に対して慰謝料請求が可能であることを確認しました。ただ、妻と離婚しない場合は、離婚してしまったケースに比べて認められる慰謝料の額が抑えられてしまうことは事実。さらには、請求をかけた相手方は自らの不貞行為を堂々と否定。しかし、そのような中でも、相手方の言い分が不合理であり、こちらの把握している証拠であれば訴訟でも慰謝料請求が認められる見込みであることを丁寧に指摘しました。そうすると、相手方は訴訟を避けたかったのか、こちらの指摘を受け入れ、支払いに応じました。結果として、相場以上の慰謝料を獲得して和解することができました。