この事例の依頼主
40代 男性
相談前の状況
離婚後、子は母と生活していたが、父(ご依頼主)と子の面会交流中に、子から「ママとママの彼氏が家で何度も喧嘩をして辛い」ことなどを聞き、自分(父)のもとで子を育てたいと思うようになったとしてご相談に来られました。
解決への流れ
親権者の変更が簡単には認められないこと・その理由・過去に認められたケースをご説明しました。ただし、今回は子の気持ちを考えると変更を申し立てるべき事案であるという私(弁護士)の考えをお伝えしました。子のためにできることは全てしたいというご依頼主(父)の熱い想いから、依頼を受けました。
事前に証拠を収集し、父のもとで子が円滑に生活できる環境にした上で、家庭裁判所に親権者変更審判を申し立てました。子から弁護士が子の想いを直接聴取し作成した陳述書も提出しました。約半年後に親権者を母から父に変更することが認められました。変更が認められた後、お子様が私(弁護士)に感謝の言葉をくれたことが忘れられない出来事になりました。