この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
地方の名士・事業家である依頼者の親は、長男に全財産を相続する旨の遺書を作成したまま亡くなった。長男と、次男である依頼者の二人が相続人となった。多数の土地が相続財産となり、総額10,000万円にものぼった。親の生前に4,000万円の土地を贈与されていた依頼者の遺留分は3,500万円(1,4000万円÷4=3,500万円)であるため、以降の取得分は0であった。
解決への流れ
適正な金額の遺産を相続するため、遺産の調査から行って欲しいとの依頼があった。
調査の結果、40年前に長男が6000万円の土地の贈与を受けていたことが発覚。依頼者は遺留分侵害額請求を行い、1000万円(20,000万円÷4=5000万円、5000万円-4000万円)を取得した。