この事例の依頼主
50代 男性
相談前の状況
遠方に居住する認知症の母はこれまで病院に入院していたのですが,病院から退院をするよう言われてしまいました。母の身近には頼れる親族もいないため,母の今後が不安です。
解決への流れ
母の認知症が軽度だったため,財産管理契約を締結し,成年後見が必要となった場合には成年後見申立てをしていただくことにしました。介護施設の契約などサポートしていただき,また福祉制度の利用の手続きも代理人としてしてくださり,母も安心した生活が営めているようです。
今回のケースでは成年後見が必要か医師に診断していただき,成年後見を要しないとのことでしたので,財産管理契約を締結しました。福祉のサービスを受けるにあたっては,関係各所に問い合わせを行い,また直接出向いて手続きを行う等の必要があるため,そのような手続きを代理して行ったことで依頼者様の負担を軽減することができました。また,施設の方と連携をとり,遠方に居住するご家族に定期的にお母様の近況をご報告するようにしています。