この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
私の義母、つまり、夫の母が高齢により認知症になってから早3年が経ち、その間、義母は他の病も相まって長期入院することになりました。そのため、これまでのように夫が義母の生活費を建て替え続けることが難しくなってきたことから、夫を成年後見人として後見申し立ての準備をしていましたが、突然、夫が交通事故により亡くなってしまいました。なお、私たち夫婦には子はいません。夫の遺産問題や義母の後見問題など問題が山積して何から着手してよいか途方に暮れてしまっています。どうすればよいでしょうか。
解決への流れ
まず、ご主人の遺産分割をするためには、相続人が奥様とお義母様となりますが、お義母様はそのままでは遺産分割をする判断能力がないとみなされてしまうため、成年後見人の選任を申立てしました。その際に、誰を成年後見人とするかですが、ご主人が亡くなることによってお義母様との姻族関係が終了すること、及び、奥様とお義母様は相続人同士の関係で利益相反となることもあり、お義母様の親族に成年後見人となってもらいました。そして、新たに就任した成年後見人との間で遺産分割をまとめました。
急な遺産分割問題が発生し、途方に暮れてご相談にお越しになる方も少なくはありません。遺産相続は、1人で抱え解決を目指すには、あまりにも複雑で大変なケースもございます。ぜひ、一度ご相談ください。