ご依頼者さまは、ご家族の入院費用などのために複数の消費者金融から借り入れを行なっていました。当初は順調に返済を続けていましたが、高額な利息やご自身の病気も重なり、次第に返済が滞り始めました。滞納が始まってから数年間は消費者金融からの連絡がなかったものの、ある日突然、督促の通知が届きました。遅延損害金を含めて100万円を超える請求を受け、とても返済できないと考えて弁護士法人プロテクトスタンスにご相談されました。

本件を担当した弁護士が借金の履歴を詳しく調査したところ、督促の連絡をしてきた消費者金融以外にも、複数の借り入れがあることが判明。そのため、すべての金融機関に取引履歴の開示を請求しました。取引履歴を確認したところ、いずれの借金も最終取引から5年以上が経過していたため、弁護士は時効の成立により返済義務を消滅できると判断。消滅時効を援用する内容証明郵便を各金融機関に送付し、すべての借金の返済義務を消滅させることができました。