この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
工事請負代金の支払請求を受けた会社からのご依頼でした。当初提示していた条件と異なる、多額の代金支払請求を受けていました。契約書が作成されていなかったこともあり、条件について、依頼者様と相手方の認識に食い違いがありました。相手方が弁護士に依頼していたため、こちらも弁護士が窓口となって話し合いを行うことになりました。
解決への流れ
依頼者様の主張とその根拠について、詳細に聴き取りを行い、それを裏付ける資料が無いかも確認しました。その後、依頼者様と相手方がそれぞれ認識していた条件及びその根拠について確認を行いました。適宜、反論も行い、互いに相手の主張を理解して、和解に至りました。最終的な金額は、当初相手方が請求してきた金額の半額以下で和解することができました。
契約書がないために、業務内容や代金の計算方法等で揉めるのはよくある紛争です。その場合には、どのような内容で契約が成立しているのか評価・認定・解釈等を行う必要があります。契約に至る経緯や事前の打ち合わせ内容、メールのやり取り等が参考になります。事前に契約書を作っておくのが一番ですが、契約書がないからといって諦める必要はありません。