この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
一人暮らししていた父が死去。相続人は、長女(私)、二女、三女の3名。二女・三女は実家から遠い県に住んでおり、父の死去後の事務手続(葬儀費用・生前の光熱費支払い・銀行手続き など)は、実家に近い私が中心になって行ってきた。ところが、妹から、私が支払った費用について疑問がある等と文句を言われ、揉めている。レシートや領収書は全て手書きのメモを残していたが、見せても納得してもらえない。仲の良い姉妹だったのに、このようなことで揉めているのが辛く、この後、遺産分割の話し合いをどのように進めていけばよいのかも分からず、途方にくれている。
解決への流れ
弁護士が相談者様の代理人として入り、レシート・領収書を整理を行い、父の死去後の事務手続にかかった費用の一覧書類をわかりやすく作成しました。作成した一覧書類のコピーを弁護士から二女・三女の方に送付し、ご理解いただくことができました。その後は、弁護士を通して遺産分割の方法についての話し合いがスムーズに進みました。
死後の事務処理に労力や時間をかけた相続人の方が、他の相続人から疑われてしまうのは悲しいお話ですが、よくあるお話でもあります。また、死亡前後の収入・支出に関する資料がたくさんある場合、これらを分かりやすく整理して他の相続人に説明するのは意外に難しいものです。今回のように、遺産の分配で対立する前の段階で、揉め事になってしまっているような事案でも、弁護士にご相談・ご依頼頂くことで、紛争解決の一助になる場合があります。