相談された方は，被相続人（亡くなられた方）の妻でした。しかし，被相続人には，死別した前妻との間にお子さんがいました。相談された方と前妻のお子さんとの関係性は悪く，相続問題に関する話合いもできない状況で，非常に困っていらっしゃいました。

そこで，遺産分割調停を起し，その中で話合いをすることにしました。しかし，その調停の中でも，心情的な対立は強く，なかなか，話合いが進みませんでした。特に，前妻のお子さんも相談された方が居住する不動産の取得を希望するなど，不動産が問題となりましたが，調停での粘り強い活動の結果，不動産の一部を分けて相手が取得するという方法で解決を図ることができました。