この事例の依頼主
50代 男性
相談前の状況
夫婦共働きで生活していましたが、奥さんの病気や妊娠出産などで働けない時期があり、生活費や入院費のために借金をするようになりました。依頼者の職場が変わり収入が減ったことでさらに借金が増えていき、借金を返すために借金をすることになり、雪だるま式に借金が増えていきました。不安になって相談に来られました。
解決への流れ
弁護士に相談した結果、当初は依頼者の希望する任意整理も検討しましたが、結果として数年間継続して支払いを続けることは難しいと判断して、依頼者も納得して破産を選択しました。車には担保(所有権留保)が付いていましたので引き上げられましたが、事前に安い車を購入していましたので、通勤ができないという事態を避けることができました。申立てをして、同時廃止で免責を受けることができました。
破産で車がなくなってしまうことを懸念してなかなか相談に行けなかったという方は結構いると思います。所有権留保が付いている場合にはなかなか引き上げられることを回避できないですが、事前に安価な車を現金で購入しておくなどで対策を取ることはできます。