この事例の依頼主
男性
相談前の状況
依頼者「過去の和解契約について,私が相手を脅して無理やり和解契約を締結し,和解金を支払わせたと言われました。私は,脅すようなことは一切していません。起訴されて裁判にかけられるくらいなら,相手に示談金を支払って,示談をしたほうがよいのでしょうか。」
解決への流れ
弁護士「多数の会社の事業が絡む複雑な背景があり,逮捕・勾留期間中,ほぼ毎日(20回)接見に行き,背景事情を聴取しました。それらの背景事情を踏まえたうえで,相手と示談はせず,検察官に対して無罪であることを主張し続け,意見書も2回提出し,何とか不起訴処分に至りました。」
長期間勾留され,起訴されることを不安に思い続けると,弱気になり,やってもいないことを認めて,示談金も支払って早く出たいと思いがちです。しかし,弁護士が頻繁に接見に行き,依頼者を勇気づけることで,最終的には示談をせず,無罪を主張し続けて不起訴処分を勝ち取ることも可能です。