この事例の依頼主
70代 男性
相談前の状況
パートの給料で返済を続けてきたが、パートの仕事がなくなり、収入が年金だけになったため、返済が困難になったという方からの相談でした。相談者の方は、これまで真面目に返済を続けてきた方で、返済できなくなったことに対してとても責任を感じており、最悪の場合は自身の生命保険の死亡保障金で返済したいとまで話していました。
解決への流れ
当初は、年金だけでは返済がかなり困難になる見込みだったので、自己破産という選択肢も含めて、まずは状況を整理して方針を検討していくことになりました。債権者から取引履歴の開示を受けたところ、1社に対する過払金債権があることが判明し、その過払金で、他社への返済も全てカバーできることになりました。
今回の相談者の方は、これまで真面目に返済を続けていたからこそ、過払金が発生しており、返済原資を確保することができました。最近では過払金が残っているケースは少ないですが、仮に今回のように過払金がなく返済資金が十分に作れない場合でも、弁護士に相談することで現状を改善できる方法を見つけることができると思いますので、一人で抱え込まずに早めに相談してみてください。