この事例の依頼主
50代 男性
相談前の状況
あるご家庭では、住宅を購入し、夫婦で住宅ローン債務を負担していましたが、その後、収入が減り、消費者金融にも多額の債務が残ったまま返済が困難となっていました。幸い、夫婦共に仕事がありました。
解決への流れ
ご依頼を受けた後、住宅ローン以外の債権者への返済を一旦ストップし、裁判所へ個人再生を申し立てました。その後、社会状況の悪化による失業もありましたが、5年間の分割払いによる再生計画が認められました。夫婦共に住宅ローンを返済しながら、それ以外の債務については、支払いが可能な範囲で返済を続けることができ無事に完済となりました。
住宅ローンがある場合、返済を続けて住宅を残すか否かは重要な問題です。返済のための収入が見込めたこともありますが、他の条件も揃ったことで、かろうじて、個人再生手続の利用による債務の整理ができ、住宅にも住み続けることができた事案でした。