この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
やむにやまれぬ事情により、人生で3度目の自己破産を検討している方のご相談を引き受けたことがあります。この方は複数の事務所に断られていました。そもそも自己破産は人生で1度きりの手段であるのが通常であり、2度目の自己破産でさえ厳しい手続きになることが一般的です。3度目ともなると弁護士でも尻込みしてしまうでしょう。
解決への流れ
それでも私は、ご本人とも綿密に相談し、3度目の自己破産にチャレンジしました。過去と現在の負債原因を詳細に分析して再建計画を念入りに検討し、裁判所および破産管財人と協議を重ねたことで、最終的に3度目の免責許可が得られました。
ご本人から「弁護士に相談する前に死のうと思っていました。でもやはり踏ん切りがつかず、わらにもすがる思いで依頼しました。先生だけが唯一前向きに話してくれました。」と仰っていただき、通常の3倍ほど時間がかかりましたが、やってよかったと心に残っています。